こんにちは、村長のすももです。
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自分の固定観念というものは、なかなか変えることができません。
たとえ周囲の人のアドバイスが的確だったとしても素直に受け止めることができません。
どうしてもネガティブに考えてしまうという人は多いのではないでしょうか。
村長もどちらかと言えばネガティブ思考でしたが、ある日考え方を少し外してみました。それは
起点(始まり)はネガティブでも、終点(終わり)はポジティブになるようにするというものです。
この記事を読み終えたあと、少しでも思考を「外す」ことができて、それがきっかけで何かが改善すれば、記事を書いた甲斐があるというものです。
つまり、一度読んでみてください。お時間かかりません。
今回のテーマは「ネガティブの種を植えて、ポジティブの花を咲かせる」です。
自分でもちょっと何言っているのか分からなくなってきましたが、さっそく内容へと入っていきましょう。
この記事で学べること
・ネガティブをポジティブにする視点ズラし
・物事を起点と終点で捉える考え方
・ケース別の解決方法
職場でネガティブな気持ちが芽生えた時の考え方
まずは、嫌なことが起こったときに、自分はどう考えていけばいいのか。
といった思考の展開を学んでいきましょう。
この思考の展開とは、固定観念のことです。
私たちには固定観念があって、無意識のなかで、しかも条件反射的に自動的に考え出しています。
ネガティブな気持ちが芽生えるといった思考の流れも、ほとんどの場合が無意識でやっているので、改善することがなかなか難しいのです。
人間には「左回りの法則」というものがあって、お店に入ったときは左側に移動する傾向にあるといいます。この傾向を利用して、左側に消費者の目にとまりやすい商品を陳列して売上を良くしようとしています。
あの有名なディズニーランドも左回りの法則にしたがって作られているというので驚きです。
つまり、私たちにはこういったクセがあるという事実を理解したうえで、あえて逆の思考を選択してみましょう。というのがこの記事の趣旨です。
そしてそのまま逆の思考を自分の考え方(フレームワーク)として自動化しちゃおうという発想です。
介護の現場では
・忙しいのは自分だけ
・誰も手伝ってくれない
・上司や同僚とかみあわない
・相談できる人がいない
なんて状況が常態化している場合があります。
これでは仕事に対する意欲は、どんどん落ちていくばかりです。
仕事をしていれば、誰でもそれなりの悩みはあるものですが、特に仕事の悩みで上位に挙がるのが「人間関係」です。
人それぞれの立場や価値観が入り乱れるなかで、すべての人と良好な関係を維持することは大変困難です。
嫌いな相手がいればギクシャクして仕事がやりずらいですよね。
無理に仲良くする必要はないけれど、少しだけ相手に対する見方を変えてみるのはいかがでしょうか。
これは、自分が幸せになるためのトレーニングです。
始まりは嫌なことでも、終わりは良いことになるよう、これからケース別に学んでみましょう。
苦手な上司や同僚は、違う「顔」を見つける
気が合わない人はどこにでもいます。
中でもそれが上司や同僚のように毎日顔を合わせる人だったら、それだけでもうネガティブになりますよね。
たとえば
・そんなことも分からないの(と、小馬鹿にする態度)
・あれやっといて(と、自分は何もしないのに依頼ばかりの他力任せ)
・忙しい、大変だ(と、愚痴ばかり言っている空気読めない系)
などなど
こんな人とはできるだけ付き合いたくないと思いますが
ここは少し視点をズラして
自分と違う「嫌」ではなくて、自分と一緒の「好」を探してみましょう。
たとえば
・同じゲームにはまったことがある
・好きな映画や漫画がかぶっている
・同じ趣味がある
などです。
自分が好きなことであったり、面白いと思うほうに目を向けると、人やもの事に対する捉え方が変わります。
視点を変えれば、悩みの6~7割は解決できると言われています。
相手の嫌なところだけを見ることで問題を大きくしてしまっているかもしれません。
コミュニケ―ションは「ありがとう」から始める
突然ですが「すみません」は感謝を表すこともできる言葉です。
たとえば
・いつも(手伝ってくれて)すいません。
といった具合です。
しかし、受け取る側に与える効果が微妙に違います。
「ありがとう」という言葉は100%の感謝を表しますが
「すみません」という言葉の中にはお詫びの気持ちが混ざっているからです。
「すみません」は謙虚な姿勢が表せるために使い勝手がよく、どんな場面でも言ってしまいがちですが、相手には負担となっていることがあります。
積もり積もってしまうと、毎回すみませんと言われるのが苦痛になる場合もあります。
じゃあ、どうすればいいのか
答えは簡単です
「すみません」は「ありがとう」に言いかえるように意識しましょう。
反面教師は優良教材(しかも無料)
職場で「イラッとくる、気に障る、面倒くさい」なんて存在を総じて、目の上のたんこぶと揶揄することがあります。
特に目上の人、つまり上司や先輩をさして呼びます。
偉そうにしたり、先輩風をふかせたり、ライバル心むきだしだったり・・・。
いずれにしても、同じ職場なので嫌でも付き合っていかなければなりません。
しかし、あなたをイラつかせている理由を、考えたことがあるでしょうか?
もし、イラつかせている理由が言葉の「言い方」だったとしても考えてほしいことがあります。
それは、ポジティブな内容に考え直してみるということです。
たとえば
・言い方はムカついたけど、業務には差し障りがない
・言い方はムカついたけど、許容範囲内だ
・言い方はムカついたけど、いつもよりは少しマシ
といった具合です。
そうです。言わせておけばいいだけです。
しかも、言われる側の人間は、実はたくさんの「気づき」を得ています。
文句が多い、無責任、セクハラまがいな言動、威張る、先輩風をふかす、プライベートの事まで干渉してくる、自分の仕事を押し付ける、責任転嫁してくる、グチが多い、告げ口をする、自己中心的、しつこい、ヒステリック、噂話好き、口が軽い・・・
このように「やってはいけない悪い例」を身をもって教えてくれます。
いまの仕事を続けていいのか悩んでいる人へ
期待と不安の就職1年目。
少し慣れてきた2年目。
すっかり独り立ちした3年目。
マンネリ化してしまう4年目。
いまの仕事を辞めたいと思う時期は人それぞれですが、だいたい3~4年周期で波がくるそうです。
・仕事は頑張っているのに、なかなか成果がでない
・1~2年目とは違い、周囲からほめられる機会が減った
・やりがいは感じるが、不安や不満もある
・年齢も上がってきたし、今のままで大丈夫だろうか
・もう1つ、次のステージに成長したい
・今よりいい仕事(職場)があるのではないか
人間関係などで明確なやめる理由がない人は、だいたいこのような事で悩んでしまうことが多いようです。
①「目の前の出来事に白黒つけようとしない。いちいち振り回されない。」
いま目の前で起こっている出来事は、どこの職場に行っても日常的に発生することばかりだと思います。
たとえば
・今日は上司の機嫌がいい
・夜勤のメンバーが悪い
・午後からクレームが多い家族が面会に来る
・失禁が多くて大変だった
こういった事は目の前に迫っていることなので、脳が「問題」と認識しやすく、なんとなく悪いイメージを植え付けてしまいます。
他のケースで例えてみると
・雨が降ってる
・赤信号につかまった
などもちょっと悪いイメージを持ってしまうかもしれません。
ここで注意したいことは
「目の前の出来事に白黒つけようとしない。いちいち振り回されない。」ことです。
つまり、悪いイメージに流されて
自分の行動や判断基準が目の前の出来事に左右されている可能性がある。
ということです。
これを自分の思考展開(ルーティン)にしてしまうと、何が正しくて、何をしたいのかが分からなくなってしまう恐れがあります。
②「現実と理想を整理して、理想に近づけたかを自己評価する。」
自分がやりたいこと。正しいと思っていること。色々あると思います。
しかし、やりたいことがあっても目の前の環境にあわせて我慢している人は多いはずです。
ここでオススメしたいことは、「現実」と「理想」を比較してギャップに落ち込むのではなく
今やっていることは理想にどれだけ近づけたかを自己評価してみる。
ということです。
ちょっとわかりずらいので、具体的に評価する項目の例を紹介していきます。
モチベーション:仕事に対するやりがい、やる気
ポテンシャル:どれだけ能力を発揮しているか
コミュニケーション:自分の気持ちや意見
プライベート:個人的、私的に大切にしているもの
ビジョン:理想像、展望
(他にも色々あっていいと思います。村長の場合はこんな感じです。)
無理にハードルを上げ過ぎず、少しでも理想に近づけたなら大丈夫。という感じで前に進んでいきましょう。
行き(息)詰まったと思ったら趣味をアップデート
社会人になると仕事関係で色々な人と出会うことができます。
しかしこれは、積極的に出会おうとしている人に当てはまることです。
介護の現場はなぜか閉鎖的な傾向にあります。
多くの人がフラットな関係で付き合えるのは学生時代の友だちくらいでしょう。
しかし、趣味でつながった人とは何のしがらみもなく付き合えてしまうので不思議なものです。
いまの職場で行き(息)詰まったと思ったら、これを利用しない手はありません。
つまり
いまある環境で何かを改善しようとせずに、職場以外のコミュニティーを作ることをおすすめします。
マンネリ化した職場よりも、新たな刺激を受けることができたり、ストレス解消やリフレッシュができるかもしれません。
さらに、趣味の時間を作れるように時間管理が上手くなったり、人間関係が広がって思わぬメリットに出合えるかもしれません。
職場以外のコミュニティーを持つことは、新たな可能性を秘めているのです。
失敗もないが進歩もないと感じたとき
仕事はなんとなくこなせます。いまは無理でもいずれ出来るようになります。
また、上司や後輩からの質問にもそつなく答えることもできるようになります。
うまくいっているはずなのに、自分の成長に疑問を持ってしまうのはこんなときです。
でも大丈夫です。
成長がとまったわけではなく、新しいステージへ移る時期が来ているのだとポジティブに考えてみましょう。
自己成長の停滞期とも呼べるこのような時期にやるべき事はただ1つ。
それは
人に「教える」ことです。
実はこれがいちばん自己成長を促すことができます。
理由はこれまで
インプット:知識を吸収(知る・理解する) → アウトプット:吸収したものを出す(できる)
これを自分のためにやっていました。
しかし、これを他人のために実行しようとするとレベルが上がります。
インプット:教えるためにより深く知る、より深く理解する → アウトプット:教えるために相手が理解しやすいように伝える、教える
人に「教える」ことで、自分をアップデートすることができます。
人付き合いが苦手、でも人脈を広げられます
自分は人見知りだ。という人も多いのではないでしょうか。
知り合いが多い方が知見も広がるし、良い刺激を与えてくれる人や一緒にいて楽しい人など、自分にとってプラスになる事がたくさんあります。
しかし、自分は人見知りだから・・・。と行動を起こしていないのは、大変もったいないです。
ここで押さえるべきポイントは
人脈を広げる = 誰かと会うということではない。
ということです。
いまの時代はTwitterやLINE、FBなどのSNSで誰とでもつながることができます。
オンラインコミュニティーも乱立しています。
アプリをダウンロードするだけで、世界中の人と関わりをもてる時代です。
つまり、目的は人脈を作ることであっても、わざわざ会いに行く必要はありません。
達成する手段は1つではないということです。
山の頂上に到達したいといった目的があっても、自分の足で登るか、車で登るか、ヘリコプターを使うかなど、手段はたくさんあります。
最後に
仕事に追われて毎日毎日「○○をやらなくちゃ」と考えてないでしょうか。
このような状態の人は、やらないといけない事の奴隷になっている恐れがあります。
やらないといけない事ばかり考えている人は、自分軸ではなく、他人軸で動いている傾向にあります。
ようするに、目の前のことしか見えなくなっていて、思考が停止している状態に近いです。
自分では考えているつもりでも、実は毎回同じ事を考えて、ぐるぐると迷路をさまよっています。
今回の記事は「視点を外してみる」ことでした。
悩んだとき、迷ったとき、いつもなら左を選択しているところを思い切って別の方へ進んでみませんか?
きっと新しい世界が待っています。
誰かのお役に立てれば幸いです。
それではまた!