こんにちは、村長のすももです。
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もし、あなたが’’評価されたいけどなかなか結果につながらない’’と悩んでいるのなら
このジンザイのお話は、あなたの将来(結果)に大きな良い影響を及ぼすかもしれません。
同僚や後輩とも差が生まれるのも当然。納得しちゃうお話です。
『アレ、あいつ最近変わったな、なんか上司からの呼び出しも多くて頼られてるっぽい。』
なんてヤキモキしないように最後まで読んでいってください。
今回のテーマは「4つのジンザイ」のお話です。
特に会社から「喉から手が出るほど欲しい!!」と熱望されるジンザイとはどんな人なのかを解説していきます。
この記事で学べること
1.ジンザイについて、新しい知識を得ることができる
2.会社があなたに何を求めているか理解できる
3.考える大切さを知ることができる
そもそも会社ってなんなの?何をするところ?
ざっくり言うと会社というのは
「利益を追求することを目的に、人々が集まって作ったお金儲け集団」です。
もちろん、会社はお金儲けだけを目的にしているわけではありません。
利益を追求する集団である一方で、私たちが働く会社は様々な社会的使命を担っています。
会社の社会的使命
①世の中を豊かにするモノやサービスを生産・提供して利益を得る
②得た利益をもとにさらに多くの新しいモノやサービスを生産して提供する
③会社で働く人々の暮らしを守り、生活を豊かにする
などです。
大前提として会社は「利益を生み出す」ことを最重要課題としており
利益を生み出すことができない会社は社会的存在価値がなくなり倒産します。
利益を生み出せない会社の価値がなくなってしまう理由は
お金がないとモノやサービスを生み出すことができないし
人も満足に雇うことができません。
利益がでないということは会社が不健康な状態であり
様々な悪循環、悪影響をもっている状態と言えるからです。
当然、会社はそうなりたくありません。
なので、会社は働いてくれる人たちには大きな期待を寄せています。
4つの「人材」「人財」「人在」「人罪」とは
会社で働く人は4種類の「ジンザイ」、すなわち「人財」「人材」「人在」「人罪」に分類できます。
これはとても有名なお話ですね。
さっそく解説していきます。
1つ目
【人材】
潜在能力があり、会社にとっては将来を有望視できるかもしれないタイプ。
宝石で言えばダイヤモンドの原石。まだ大きさや状態がはっきりとわかっておらず加工や処理の過程で全く仕上がりが変わってくる。
居てくれるだけで助かるが、磨かなければ他の物とかえがきくと言うことで材料の【材】
2つ目
【人在】
与えられた仕事はなんとかこなせるタイプ。しかし、それ以上の結果を残そうと頑張ることをしない。
常に誰かの指示を待ってる「指示待ち人間」居るだけマシということで【在】
3つ目
【人罪】
10のことを伝えても1のことすらやらないタイプ。やる気もなく、義務を果たさず労働者としての権利を訴え続けるため、「困ったものだ」「どうやって教育しよう」と残念な評価されてしまう人。
他の人に迷惑をかけているが気付いてない罪深い人ということで【罪】
4つ目
【人財】
職場にいなくては困る換えの利かないタイプ。10のことを頼むと10以上の成果を生み出す。
介護技術等の専門能力もどんどん身に付けるのはあたりまえで、介護以外のスキルも吸収しようと自己投資を怠らない「意識高い系」豊かな人間性を持ち、やる気も十分で自己啓発もできる。
会社の理念や目的を理解し、まさに職場にとっての財産という意味で【財】
あなたはどのジンザイに近いのか?
会社が求めているジンザイはもちろん「人財」です。
しかし、わかっていてもなかなか出来ないことだってあります。
それでも、会社から何を求められているのかは知ることができました。
これは1つ成長したと言ってもよいでしょう。
もっと成長したいと願うのであれば
自分はどうなりたいのかを深く考え
目標を定めなければなりません。
目標が決まったら行動変容を開始します。
昨日と同じことを繰り返していては、1年後も5年後もなにも変わらないからです。
目標は人それぞれです。どんな目標も間違いなんてないと思いますが
会社は常に、ずっと、永遠に
会社と一緒に利益を生み出し、より良いサービスや商品を生み出してくれる
ジンザイを探しているのです。
そのことを忘れないでください。
「人材」「人財」になるための考え方
人はどのような状況で「人材」あるいは「人財」へと成長するのでしょうか。
結論は、深い思考が成長を促します。
それは、自分で考えることから始まり、気づいて、納得したうえで、自分の口から
「こうなりたい。こうしたい。」と宣言した時です。
村長は人材育成をする立場になって、つくづく感じることは
どんなにいい教育を受けたり、良い環境にいたとしても
それだけで人を変えるのは難しいということです。
結局は、自分で考えはじめ、気づき、納得し、自分の言葉で「こうしたい」と宣言しないと
人は変わりません。行動変容がおこらないので何も変わらないのです。
自らが肯定的な宣言をすることによって、意識が変わり、行動が変化します。
この肯定的な宣言を生み出すには、深い思考が欠かせません。
ここでいう「思考」とは、単なる「考える」レベルではなく
「考えて、考えて、考え抜く」レベルの深い思考を指します。
走りこんだり、筋トレしたりすることでアスリートのような身体が完成します。
さぼると身体は衰え、元に戻ります。
同じように、考え続けることで、深い思考ができるようになり、人を成長させ
「人材」や「人財」になるための考え方が身につくのです。
例えば
処遇改善加算について考えたとします。
どんな仕組みなんだろう。
なんでこんな加算ができたんだろう。
自分がもらうためにはどうすればいいのだろう。
いくらくらいもらえるのだろう。
支給額は誰が決めているのだろう。
病院で働いていたらもらえないのはなんでだろう。
そもそも自分が働いている事業所は算定しているのだろうか。
たくさんの「なんでだろう?」が出てきます。
どんな事でもいいです。むしろどんな事でも「なんでだろう?」
といった疑問を抱くことで、考えるにつながり、知識を吸収しやすくなっていきます。
介護業界で働く人は、これが出来ない人が本当に多いのです。
逆にこれが出来るようになれば、周囲よりも評価されやすい存在となれるでしょう。
周りにできる人がいない仕事があるなら、それはチャンスかもしれません。
自分で考えて、深い思考を経て、自分で答えをだして、宣言してみましょう。
最後に
会社の目的を知り、良いジンザイとは【人材】以上の人だということがわかりました。
会社から求められているジンザイになるには、疑問をもって、なんでだろうと考える
ことから始まり、徐々に深い思考へと成長させていくことがポイントです。
体を鍛えられるように、頭も鍛えることができます。
深い思考をしようと考えているだけでも、すでに成長したといえます。
何度も繰り返すことで、今度は身に付いていきます。
継続することで、スキルとして武器にも盾にもなります。
少しずつ、少しずつ、良くなるための行動を始めていきましょう。
共に学び、一緒にひとつ上の自分を目指しましょう
ではまた!