考える力

原因自分論で考えてみる!【介護職員の人生を豊かにする必須スキルを解説】

こんにちは、村長のすももです。

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人間関係や仕事のことで悩みは尽きません。

何で上手くいかないのだろうと色々試してみるけど

やっぱり上手くいかない。

こんな毎日をくり返していると、だんだん好きだった介護の仕事が嫌になってしまいます。

だけどその問題は、もしかしたら自分にあるのかもしれません。

 

今回のテーマは「原因自分論で考えてみる」です。

 

この記事で学べること

1.「原因自分論」の考え方を理解できる

2.様々な問題を解決するためのヒントを得ることができる

 

原因自分論とは

原因自分論とは

すべての物事の起こった原因は自分にあると考える

考え方のこと

優秀なリーダーや成功している経営者の多くはこの原因自分論を使って多くの学びを

得ていると言われています。

すもも
すもも
成功者たちの思考法を知ることで人間関係が好転したり、仕事で成果を出せるようになったりする可能性が格段と上がります^^

 

原因自分論の考え方

(自分原因論の考え方)

いつも会社のグチ、上司のグチ、部下のグチ、同僚のグチを言っている人がいます。

村長も以前は

・これだけやっているのに誰もわかってくれない

・ちゃんとしているのに、部下がトラブルを増やす

・辞めるのは根性がない

・指示した内容を理解してくれない

・みんな仕事が遅い

こんな風に考えていた時期がありました。

良い職場なんていうのは、たまたま一流の人材が集まっているだけで

介護業界には優秀な人材なんて集まるわけない。自分も一流が集まる職場に行きたいな。

なんてことを考えながら自分の未熟さは棚に上げて、なんでも周りの責任にしてネガティブな事を言い続けていました。

当然、毎日グチを言っているだけなので、今日も明日も1ケ月後も1年後も

たぶん、10年後も何も改善していません

そんな毎日を過ごしているとき、ある本に出会うことができました。

その本には、上手くいっているリーダー達の共通した考え方が書いてありました。

それが、原因自分論です。

 

自分原因論を「知る前」と「知った後」の違い

自分原因論を知る前と後を比較してみます。

知る前 :これだけやっているのに誰もわかってくれない

知った後:教え方が悪かったのかもしれない、人によって教え方を変えてみよう

 

知る前 :ちゃんとしているのに、部下がトラブルを増やす

知った後:そもそも、リスクマネジメントの勉強会や苦情対応を学ぶ場が

     なかったはずしっかりと学びの場を作っていこう

 

知る前 :辞めるのは根性がない

知った後:根性がないだけなんて、自分の思い込みかもしれない

     もう一度原因を見直してみよう

 

知る前 :指示した内容を理解してくれない

知った後:伝わりにくい言葉だったかもしれない、伝わっているかを

     確認するようにしよう

 

知る前 :みんな仕事が遅い

知った後:自分もはじめは仕事が遅かった。現場は忙しくて無理な依頼を

     しているかもしれない。きちんと動機付けできただろうか

このように、すべての原因は自分にあるかもしれない。と考えるようにしました。

いままでの考え方を変えないと、何も改善しないことに気づいたのです。

問題に対して、自分にできたことはなかったのかと原因追及の視点を変化させ

考え方を変えたらすぐに結果がでました。

すもも
すもも
実際にトラブルも減ったし、時間内に仕事も終わって、職員間のコミュニケーションも良くなったように感じました。考え方を変える威力を思い知りました。

 

原因他人論の考え方

(他人原因論の考え方)

原因は全て自分にあるといった原因自分論とは逆の考え方もあります。

それが原因他人論です。

ここでは、原因他人論について解説していきます。

原因他人論とは

すべての物事の起こった原因は他人にあると考える

考え方のこと

物事が上手くいってない人ほど、原因他人論にどっぷり浸かっている人が多いようです。

厄介なのは、自分でも気づいてないうちに自然と原因他人論で考えてしまっていることがあります。

給料が上がらないのは会社のせい

・毎日忙しいのは人を辞めさせた上司のせい

・職員が育たないのは教育担当者のせい

・いい人材が集まらないのは介護業界のせい

・前の職場の方がよかった

こんな風に考えてしまうと、なんだか解決する問題も逆に悪化してしまいそうですよね。

好転するイメージがわきません。

グチを言いたくなる気持ちもわかります。実際の職場では他人に責任がある事も事実で

様々な要因が問題を作り上げています。

でも、他人の責任ばかりを主張してグチを言っているだけでは

何も解決しないし、むしろ悪くなるいっぽうだということを理解する必要があります。

周りが悪いところを正せば良くなる。と常に他者の問題ばかり探し出したり

「Aさんが言っていたから、そうしました。」なんて事を言ってしまう人は

抱えている問題が一生改善しない可能性が高いです。

村長も責任は他人にあると思いこんで、「私が周りを変えてやる!」と

必死になっていた時期もありましたが、そういった考え方や人格を作ってきたのも

また自分ですよね。

誰かが言ったから、そうした。ではなく、言われてやろうと思ったのは自分です。

すもも
すもも
決めているのは全部自分。だということに気づかないといけません。

 

 

原因他人論がダメな考え方だと気づいた前と後の違い

原因他人論の考え方を自分原因論で考え直してみます。

気づく前:給料が上がらないのは会社のせい

気づいた後:毎日同じ作業を繰り返しているだけで、評価につながる努力

      足りなかったかもしれない。評価されている人の動きや考え方を

      真似てみよう

 

気づく前:毎日忙しいのは人を辞めさせた上司のせい

気づいた後:上司がフォローできなかった部分をもう少しサポートできていたら

      辞める前に気持ちが変わっていたかもしれない

 

気づく前:職員が育たないのは教育担当者のせい

気づいた後:教育担当者にまるなげして、問題を見て見ぬふりをしていたのは

      自分だもっと教育担当者と意見交換するべきだった

 

気づく前:いい人材が集まらないのは介護業界のせい

気づいた後:いい人材が集まっている事業所もある。業界ではなく、自分たちの

      職場を良くしようとする意識が不足しているのかもしれない

 

気づく前:昔の職場の方がよかった

気づいた後:昔の職場を辞めたのも、この会社に入ると決めたのも

      この会社を続けようと決めているのも全部自分だ。

原因他人論で考えているなと思ったら、原因自分論に変えていく努力をしてみましょう。

今の自分の立場を作っているのは

全て自分のYES・Noの選択の延長線上にある結果

このように考えていくと

自分に不足しているスキルや改善のヒントが見つかるかもしれません。

 

【重要】原因自分論の注意点

原因自分論で注意しないといけないことがあります。

それは

原因は自分にあるけど、自分が悪いわけではない。ということです。

これはとても大切なことです。

原因自分論は、良いとか悪いを判断する考え方ではありません

御局様からいじめられているけど

仕事が遅い自分が悪い、もっとご機嫌とらないと

自分が我慢すればいい

ブラック企業に勤めているけど

入った私が悪い

だからもっと頑張らないといけない

仕事で結果が残せないけど

自分の実力不足が原因

努力が足りない

これらは全部間違った考え方です。

自分の行動を見直して成長につなげるため物事の原因を軸をかえて認識することが大切です。

大事なことなのでもう一度言います

良いとか、悪いとかを決めて、自分が悪いんだ。と考えるのは間違いです。

単に「原因(課題)」がどこにあるのかを認識することであり「悪い人探し」ではないんです。

 

最後に

原因が自分にあると認識することで自分を客観視できるようになります

なにか自分の課題を発見することができたら

その課題をクリアしたいと思うので

あとは自分にある原因を変えていくだけです。

ぜひ、原因自分論で考えてみることをおすすめします。

他人はコントロールできないですが、自分はコントロールできます。

よい意味で相手に過度な期待をもたなくなり、ストレスも減ります。

相手を変えたければ、まずは自分から

こんなことわざもありますよね。

考え方を少し変えてみることで、人生が好転する可能性があります。

この記事が少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。

 

ではまた!